投資

優待株の紹介 三井住友フィナンシャルグループ

こんにちは!

インフレ対策しなきゃいけないけどどうすればいいんだろう?
株主優待や配当金に興味あるけど、どの銘柄がいいのかわからない・・

そんな悩みにお答えするために、おすすめの株を紹介しています。

優待・高配当株といっても株価が下がっては元も子もないので、筆者は株価の値上がりと配当優待の両方を狙える銘柄を紹介していきます。

今日紹介するのは三井住友フィナンシャルグループの株です。財閥三井系で国内3大銀行の一つです。

どういった事業を手掛けているか分からないといった方も多いかと思いますので、事業内容の概要や、他の商社との差を見比べながら解説したいと思います。

こんな人におすすめ

・初心者向けの株を知りたい

・高い配当金や優待品をもらえる株銘柄を知りたい

 

株主優待券・配当金について

三井住友フィナンシャルグループの優待

同社は株主優待制度がありません。

三井住友フィナンシャルグループの配当

100株保有していると、年間配当220円(予想)が振り込まれます。2023年3月期は業績が好調で増配発表し、予想よりも+10円となっております。

同社はここ10年は増配傾向であり投資家にとっては好ニュースですね。

配当利回りは4.12%となり、日本の上場企業の平均利回りが2%程度ですので、これを大きく上回る値となります。

2020年よりスタートした中期経営計画では、累進的な配当と自己株式取得も発表しており、株価は上昇傾向。つまり、配当の増額だけでなく、株価の値上がり益も狙えるというわけです!

中期経営計画: 三井住友フィナンシャルグループ (smfg.co.jp)

三井住友フィナンシャルグループの強みや展望について

・銀行業とは?

私たち消費者の身近にある銀行は、主に以下のような業務で運営されております。

預金業務: 顧客から銀行口座へ預金してもらい、そのお金を管理・運用する。

貸付業務: 顧客の預金を元手に、企業や個人に融資を行い、利息を受け取る。

為替業務: ドル円交換ではなく、電気料金や家賃の振込や送金を行う。

その他、担当エリアの企業や個人先を回って営業を行ったり、投資信託や生命保険などの金融商品を販売しています。

三井住友フィナンシャルグループの強みとは?

①効率性・収益性がよい。

3大メガバンクの中でも経費率が少ないと謳われてます。中期経営計画でも効率性を重視SMBCグループの包括的なグループ総合力を強みとしています。2021.3月期のコロナ禍でも安定した経営基盤で利益率をほとんど落とすことなく乗り越えています。

引用:SMBCグループの経営戦略 (smfg.co.jp)

②新規事業への挑戦

銀行業の中でもデジタル技術の活用を推進しています。例えば、中期経営計画では、キャッシュレス決済、Vポイントアプリの拡充に力を入れています。著者も同行のアプリを使用していますが、シンプルで非常に使い勝手が良いです。振込もいちいちATMに並ばずに、アプリから2-3分で即時振り込みできます。

このあたりのサービスについては、近年で急速に広がった感じがしますし、NLカードのVポイント還元率は使う店を選べば5%に及び、業界最高水準です。

また、「PlariTown」外部パートナーとの協業として、法人向けプラットフォームを構築。グローバルにももっと広がると強いと思います。

引用:SMBCグループの経営戦略 (smfg.co.jp)

・国内3大メガバンクの指標比較

5年CAGRは売上、経常得利益ともにマイナス成長ですが、3大メガバンク比べても結果はまちまちです。三菱UFJは安定的に推移、みずほは直近システムトラブルなど相次ぎやや低迷といった印象を受けます。

三井住友FGは売上高に対する経常利益率が高く、20%を割ったのは2012年以降ここ10年間で1度だけです(2021.3)。三菱UFJは3回(2019-2021)、みずほFGは4回(2019-2022)となっており、経営効率が強みとして表れてると思います。

※各社の2022年度実績・直近値を中心に記載

・社風

江戸時代の三井家と住友家をルーツとして歴史が古く、老舗銀行といった感じでしょうか。同行の社風としては、3大メガバンクの中でも平均年収は高い水準にあるが、ノルマがきついと聞きます。「体育会系」というキーワードも結構あがってきます。

同行に勤める知人からは付き合いで飲み会が多いというのも聞きますが、体育会系×金融だとそうなんだろうな~とネットの口コミとも合致するのも納得がいきます。

店舗を訪れることがありますが、内部が洗練されている店舗もあります。地方銀行ときいてイメージするような、古臭い堅い銀行といった感じもなく、銀行の中では風通しは良さそうと感じます。

 

三井住友フィナンシャルグループの今後の展望

中期経営計画において、まず1つ目に効率性を追求していく姿勢が見られます。

抜本的な効率追求(Transformation)から将来に向けた新たな成長(Growth)へとシフト、資本蓄積と活用を目指すこととしてます。財務目標として、効率性ベース経費<19年度実績(1500億円)としています。

2つ目に、コロナ禍からの回復需要、およびデジタル化、DX化の波に乗れるかが焦点となると思います。先に紹介したデジタル化の普及でどこまで便利なサービスを提供できるかがカギになるかと思います。成長投資の目標として、収益性はROCET≧8.5%。収益性・効率性・健全性を目標に定めています。

さらに3つ目には、グローバルも視野に入れた新たな事業基盤の創出を掲げています。三菱UFJ銀行はこの点において業界をリードしていますが、取り巻く環境に応じてビジネスモデルを進化させていくことが必須化と思います。

今後は、インド、インドネシア、ベトナム、フィリピンを中心国として、アジア地域のマルチフランチャイズ戦略推進と海外証券・航空機リースビジネス強化に向けてシナジーを追求していく戦略です。

世界の金利が目まぐるしく動く地合いではありますが、国内外でのサービス拡充を図りながら効率性も追求していくことを続けていけば、今後の展望としても明るいと思います!

引用:三井住友FG  中期経営計画: 三井住友フィナンシャルグループ (smfg.co.jp)

配当金のゲット方法は?

権利落ち日(権利確定日の2日前)までに必要な株数を買って持ってるだけです。

株価(※)5,189円
最低購入金額(※)51万8900円(100株)
優待券なし
配当金2023年度(予定) 220円/株(中間・期末の合算)
権利確定月3月末(配当)、9月末(配当)
配当支払い時期 3月末確定分→6月ごろ、9月末→12月ごろ

2023年度配当金の予測として、220円/株がもらえます!

2023年度の配当金の利回り4.12%となります。国内の上場企業の平均配当利率は2%前後(時期により変動)と言われてますので、平均よりは高い方です。

配当金は100株に対して22,000円/年、1000株で22万円/年

さらに、配当で浮いたお金(100株で計 22,000円)を株へ投資する資金として貯めましょう。

株価について

株価は暴落しないのか?

現在の株価から見た株価収益率(PER)=9.1なので、超割安となっています。(PERの理論値は15~20)

先の通り2015年には他社が資源価値の低下影響を受けていましたが、同社の収益基盤は盤石であり、2年連続過去最高の利益を更新する勢いです!

2019.3月期 売上高5兆7,353億円 経常益1兆1,353億円

2020.3月期 売上高4兆5,918億円 経常益9,320億円

2021.3月期 売上高3兆9,023億円 経常益7,110億円

2022.3月期 売上高4兆1,111億円 経常益1兆406億円

(予)2023.3月期 予測なし 3Q時点で前年同期比を大きく上回る!

著者の所感として、三井住友FGについても世界的な金融ショックや外乱要因のあおりは受けるにしても、同社の効率経営の強みが支えとなり、長期的に見て大暴落や倒産危機とまではいかないと考えます。

財務状況はどうなのか?

以下は三井住友FG(8316)の最新の2021年3月期のデータです。

銀行の自己資本比率は、他人資本(顧客の預金)を含めた総資産となりますので、一般企業と異なり、その値は低くなります。一般に銀行の自己資本比率の目安は8%以上が健全と言われますが、三井住友FG、もとい3大メガバンクはその値を下回ります。

ROEについても自己資本に対する収益になりますので、5.8%と、一般の値よりも低くなります。5年CAGRは売上-3.7%、経常利益-2.7%と若干マイナス成長となっていますが、先に述べたように、3大メガバンクの中でも、安定して高い経常利益率を上げており、財務基盤は盤石と言えます。

最近は米国SVB破綻による信用不安など外部要因による影響は受けますが、本質的な信用リスクを毀損するようなことがなければ、今後も安定性を堅持できる企業と言えるでしょう!

自己資本比率4.7%
ROE/ROA5.8% / 0.3%
売上高4,111,127 百万円
経常利益1,040,621 百万円
5年CAGR売上高 -3.7%  /  経常利益 -2.7%

 

株価チャートはどうなのか?

2020~2021年にはコロナ禍での経済減速により株価は低迷しましたが、利益率を大きく損なうことなく、株価も回復してきております。

直近2023年はSVB破綻による全世界的な金融不安がささやかれたことで、高値から15%程度急落していますが、外乱影響が大きい所ですので、いずれ株価は復活するとみています。

今後も自社株買い等が追い風になり株価を支えることを期待しております。

安定的な経営基盤、世界動向にやや不安はあるものの、現在の急落は捉え方によっては配当率が高まるチャンスですし、同社の成長と投資家還元の両立ができる、言い換えるとキャピタルゲインとインカムゲインを両方狙える銘柄だと思います!

引き続き、筆者も同社の動向はウォッチ&応援していきたいと思います!

証券口座開設するには?

別途紹介します。おすすめはSBI証券か楽天証券です。

口座開設して100株買って持っておきましょう。

 

まとめ

インフレ時代に資産を持とう。

資産所得の第一歩は株主優待株を持とう。

株主優待で浮かせたお金を別の株へ投資しよう。