こんにちは!
そんな悩みにお答えするために、おすすめの優待株を紹介しています。
優待株といっても株価が下がっては元も子もないので、筆者は株価の値上がりと配当優待の両方を狙える銘柄を紹介していきます。
今日紹介するのは王将フードサービスの株です。いわずも知れた中華料理チェーン「餃子の王将」を関西・関東を中心に展開しています。焼き餃子や炒飯、王将ラーメンなど、どのメニューをとってもコスパよく美味しいですよね!著者も大好きな飲食店の一つで、暇さえあればテイクアウトや店舗に食べに行ったりします!
ということで、優良な配当や優待がもらえる株を知りたい、という方へおすすめなの株主優待・配当金についてご紹介します!
・初心者向けの株を知りたい
・良い株主優待券をもらえる株銘柄を知りたい
株主優待券について
王将フードサービスの優待
保有株数に応じて、株主優待券500円(100株だと2000円分)×年2回がもらえます。この優待券は食事券として、店内飲食もしくはテイクアウトの際に使用できます。さらに、株主優待カード(飲食会計時に提示で5%割引)、いわゆる会員カードがもらえます。
また、優待券は、王将の商品コースと交換することができます。各コースを選んで、返信用封筒へ各コース代金分の優待券を入れて、同券の有効期限内に本社総務部へ返送することで商品が届きます。
コース名 | 交換内容 |
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2,000円コース | ラーメンパック、王将マジックパウダー、ゆず餃子たれ詰め合わせ 2,000円分相当 |
3,000円コース | ラーメンパック、餃子の王将辣油、王将マジックパウダー、ゆず餃子たれ詰め合わせ 3,000円分相当 |
6,000円コース | ラーメンパック、餃子の王将辣油、王将マジックパウダー、ゆず餃子たれ詰め合わせ 6,000円分相当 |
12,000円コース | ラーメンパック、餃子の王将辣油、王将マジックパウダー、ゆず餃子たれ詰め合わせ 12,000円分相当 |
※予告なく、交換商品の内容を一部変更される場合があり。
王将は、京都発祥で関西を中心に展開しています。
店舗情報はこちら→ 店舗情報 | 餃子の王将 (ohsho.co.jp)
<注意点①>
有効期限があります。約半年です。
- 3月末日基準の贈呈分・・・到着日6月末ごろ~12月30日
- 9月末日基準の贈呈分・・・到着日12月上旬ごろ~6月30日
<注意点②>
おつりが出ません。1品で500円超えるか超えないかくらいでしょうか。必ず優待券以上の額から割り引かれるように使いましょう。
餃子の王将のココが好き
①大衆料理店でコスパがよい
餃子1皿250円、炒飯450円、餃子の王将ラーメン520円など、中華料理にしては割安に感じます。麺類だけでも16種類(店舗によりけり)あり、メニューも豊富です。あと色んな種類の料理を少しずつ頼みたい方向けに、ジャストサイズの1品料理が頼めます。
大体家族や友人4人でいっても会計は3000~4000円程度でしょうか、腹一杯食べれて満足できると思います。
②シンプルにうまい
味もうまいです。どうしても安ければ味も値段相応なんでしょと思われがちなのですが、関西発祥ということもあり、安さの中に味を追求している姿勢が見られます。正直どの料理も値段以上においしいです。餃子の満州が3割うまいなら、王将は6割くらいでしょうか。迷ったら王将で間違いないと思います。
天津炒飯は、裏メニューから生まれたメニューなのですが、その名の通り、炒飯と天津飯が組み合わさったメニューで王将のいいとこどりをした一品でとても美味しいです。フランチャイズ展開もしているので、天津飯の餡も関西風だとうすくちの出汁、関東風だと甘酢ダレと、オリジナルメニューも組み合わさります。
鶏のから揚げは、鶏の胸肉を使用している店が多いのですが、全然ぱさついてなく、ジューシーでおいしいです。しょうゆダレに付け込んでいる一般のから揚げではなく、シンプルな中華らしい味付けです。これに王将のマジックパウダーを少し付けて食べるのがおいしいです。にんにくエキスが入ってるとのことですが、このパウダーがやみつきになります。
これと生ビール、餃子があると、もうご褒美ですね。
八宝菜も本格中華の味付けで、やはり家庭で作る味とは全然違う味わい深い一品です。野菜やエビイカの海鮮など具材も結構入ってるにもかかわらず、500円とお手頃なのもうれしく、一瞬で食べれてしまいます。
③テイクアウトなどサービスも充実
テイクアウトサービスも充実しています。近くの王将は、休日もかなりテイクアウトしている方を見かけます。
テイクアウトメニュー→メニュー | 餃子の王将 (ohsho.co.jp)
ポイントサービスもあり、500円でスタンプ1P、25P~50Pくらい貯めると王将の景品や各種割引券などと交換できます。
そのほか、ケータイ用アプリもあり、テイクアウトの注文もアプリからできます。
優待券のゲット方法は?
権利落ち日(権利確定日の2日前)までに必要な株数を買って持ってるだけです。
株価(※) | 6,070円 | ||||||||||||
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最低購入金額(※) | 60万7000円(100株) | ||||||||||||
優待券(※) |
優待券は、各金額×年2回もらえます。 | ||||||||||||
配当金 | 2022年(予定) 100円/株(中間・期末の合算) | ||||||||||||
権利確定月 | 3月末、9月末 | ||||||||||||
優待券配送時期 | 3月末確定分→6月末ごろ、9月末→12月上旬ごろ |
この会社は、株主優待に加え、配当金ももらえます!
2022年度配当金の予測は、100円/株です。
2022年度の配当金の利率は1.97%、株主優待分の0.65%と合わせると、2.62%となります。国内の上場企業の平均配当利率は2%前後(時期により変動)と言われてますので、平均よりは少し高い方でしょうか。
配当金は100株に対して10,000円/年、1000株で10万円/年
さらに、株主優待で浮いたお金(100株で飲食1回として計 2,000円)を株へ投資する資金として貯めましょう。
株価について
株価は暴落しないのか?
現在の株価から見た株価収益率(PER)=20.8なので、適正価格となっています。(PERの理論値は15~20)
王将フードサービスは、「お客様から「褒められる店」を創ろう」を経営理念に掲げ、美味しい料理を提供することで人々を幸せにすることを使命としています。コロナ禍であれだけ飲食店から人が遠のいた際も店の客足はあまり途絶えてませんし、周りの居酒屋や飲食店で赤字転落の中、2021年度は利益減少が-20%(前年比)で済んでいるのは驚異的です。
22年は増収増益、これを支えたのは「王将調理道場などのオンライン研修」や「設備の調理設備改善」、「デリバリーやテイクアウトの好調」のようです(第48期事業報告書)。
QSC(Quality:品質, Survice:接客, Cleanliness:店内の清潔さ)を高めている姿勢が窺えます。便利さ、品質、コスト、いずれをとっても国内の中華料理界で餃子の王将をしのぐチェーンは他にないと思います。
2019.3月期 売上高816億円 営業益69億円
2020.3月期 売上高855億円 営業益76億円
2021.3月期 売上高806億円 営業益60億円
2022.3月期 売上高847億円 営業益69億円
(予)2023.3月期 売上高900億円 営業益75億円 過去最高売上
一つ気になるのは昨今の原燃料の高騰が利益を圧迫しているのですが、今年度は過去最高売上を達成する見込みで、営業利益も伸びているので、何とか緩和されているといったところでしょうか。需要回復と合わせて、さらにインフレによる消費者マインドが追い風となって、着実に売り上げを伸ばしていくことが予想されます。
したがって、王将フードサービスについても、世界的な金融ショックやウィルス蔓延による外出制限などのあおりは受けるにしても、長期的に見て大暴落や倒産危機とまではいかないと考えます。
財務状況はどうなのか?
以下は王将フードサービス(9936)の最新の2022年3月期のデータです。
いずれも財務状況は良好、特にROEが15.7%と光っています。およそROE10%以上で資本を上手に回せている証拠ですので、かなり効率の良い経営をしていることがわかります。
ROEを高くするには、借金をしてレバレッジを効かせて資金効率を高めるという方法もありますが(例.ソフトバンク)、王将フードサービスの自己資本比率は66.1%で、資産の大部分が自己資本(自社の蓄え)ということです。つまり、少ない資本に対して、売り上げが高く、資金を効率よく調達できている(全然ムリをしていない)ということです。
営業利益率は8%、飲食業界の平均が5%と言われている中で決して高いとまではいかないのですが、コロナ禍の落ち込みを乗り越えました。去年から原燃料高騰や部材価格高騰で苦しい経営状況が続いていると察しますが、インフレに困る消費者の強い味方となっており、お客の心をつかんでいると思います。
5年CAGRも伸びており、一言で、安定な財務基盤と言えるでしょう!
自己資本比率 | 66.1% |
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ROE/ROA | 15.7% / 9.9% |
売上高 | 84,775 百万円 |
営業利益 | 6,959 百万円 |
5年CAGR | 売上高 2.1% / 営業利益 6.0% |
株価チャートはどうなのか?
特に2022年は原燃料物価高により、エネルギー価格が高騰し、影響受けておりますが、2020年から現在まで底堅い値動き&右肩上がりのチャートです。
コロナショック(2020年3月)などの落ち込みはありますが、安定的に横ばい傾向にあります。
爆発的なヒット商品は生まれにくい業界とは思いますが、やはり消費者の心理や街中の店の活況を見ても、今後も人気は続くと思います。たまには、仕事帰りにでもお近くの王将で一杯楽しまれてはいかがでしょうか?
まとめ
配当・優待(インカムゲイン)と株価上昇(キャピタルゲイン)の両方が狙える優良株として、「王将フードサービス」を紹介しました!
インフレ時代を乗り越えるためにも、株主優待を活用し、支出の最適化によって、資産倍増させていきましょう!